明成高等学校の皆さんと塩釜市の連携で、浦戸宇宙白菜を活用した商品

おいしさ一新！！シオーモの月をイメージした月形の餃子には、星めぐりの白菜とともにふるさとへの愛もたっぷり包み込まれています。白菜たっぷりでジューシーな味わいです。

宮城県塩竈市の浦戸諸島、 ここは「日本の白菜の種のふるさと」

「島ノ畑」では大正期から約百年間、白菜の採種が続けられています。

2011年 ふるさとを耕し続ける島のお母さんとの出会い

東日本大震災の大津波の被害を受けた塩竈市浦戸の島々2011年夏、野々島で「島ノ畑」を耕し続けてきた採種農家のお母さんとの偶然の出会いから、2011年の秋より島民のみなさんと仙台大明成高校の生徒や先生方を中心とした地域ボランティアによって「松島白菜の採種文化の保存活動」の取り組みが始められました。

2012年 宮澤賢治の思いを伝えるイーハトーブの人たちとの出会い

アブラナ科植物の白菜は、春になると一斉に菜の花を咲かせます。2012年春浦戸野々島の畑にも白菜の菜の花が咲き、星の数ほどのたくさんの種を宿しました。宮澤賢治の作品『白菜畑』と賢治の思いを継承する花巻のみなさんとの出会いから、この種を活用したふるさと東北の三地域の白菜畑をつなぐ新たな食の学び活動が始まりました。シオーモ（塩竈）の「島ノ畑」とセンダード（仙台）の「杜ノ畑」、そしてイーハトーブ（岩手花巻）の「下ノ畑」と。

2021年 宇宙と新たな食の学人との出会い

震災から10年を機に計画された「東北復興宇宙ミッション事業(ワンアース)」で松島白菜の種が宇宙に打ち上げられました。国際宇宙ステーシに滞在し地球を約600周した後、地球に帰還しました。その種には宮澤賢治の思いも重ねられ「星めぐりの白菜」と名付けられ、シオーモの島々（野々島・寒風沢）の採種文化の保存活動で活用されています。シオーモ・センダード・イーハトーブの白菜畑をつなぐ新たな食の学びプロジェクト「星めぐりの白菜物語」の種がまかれました。

2022年 シオーモの月との出会い

「星めぐりの白菜物語」の思いに触れ、私たちはこの度、地元塩竈の食品メーカーとしてこの白菜を原料とした餃子を製造することといたしました。シオーモの島の浜辺から見上げる夜空には、今宵も月が優しく美しく輝いています。シオーモの月をイメージした月型の餃子には、星めぐりの白菜とともにふるさとへの愛もたっぷり包み込まれています。星めぐりの白菜餃子「シオーモの月」がふるさとを愛する皆様の食卓で優しく美しく輝きますように。